寝床に入って

寝床に入る際、礼拝のために小浄をするように、小浄をし、寝床に入られると、三十三回スブハーナッラー(アッラーに栄光あれ)、三十三回アルハムドリッラー(アッラーに感謝あれ)、三十三回(他の伝承によると三十四回)アッラーフアクバル(アッラーは偉大なり)と言われ、それに続けて多くのお祈りをなされた[1]。そのうちの一つが次のものである。

「アッラーよ、私をあなたに差し出します。あなたに助けを求め、私の仕事をあなたにお任せいたします。畏れつつ、また希望を抱きつつ、あなたを信頼します。あなたから、またあなたに庇護を求めます。他に庇護を求めるべき所はありません。アッラーよ、あなたがくだされた書、あなたが遣わされた預言者を信じます。(預言者が、自らが預言者であると認めることは絶対条件)アッラーよ、しもべたちを甦らせられるその日、私を懲罰からお守りください。私はただあなたの名において死に、またあなたの名において甦ります」[2]

右手を頭の下に敷かれ、ひざをわずかに曲げられ、そして右側をむいて横になられた。これは、起きることを前提とした寝方だった[3]。なぜならこのお方はいつでも、礼拝のために夜起きだすことに喜びを感じられたのだ。

このお祈りで使われている言葉は、気が遠くなるほど見事なものであり、これ以上の言葉を語ることは不可能である。

 


[1] Buhari, Fadailu's-Sahaba 9; Daawat 11; Muslim, Zikr 80
[2] Buhari, Daawat 6-7; Tirmidhi Daawat 16; Muslim Dhikr 56
[3] Abu Dawud, Adab; Nasai, Siyam 70, 98; Musnad I/400, 414
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